ツクモ Aero Stream改造記
2005年12月12日初出
2007年08月28日更新
http://www.s-m-l.org
Suns & Moon Laboratory
はじめに
新マシンが欲しくなって色々探していたら、筐体の見た目が良かったのと、値段が安かったので購入してみました。
購入時のスペック
- Athlon64x2 4200+
- RAM 2GBytes
- HDD 200GBytes
- Video GeForce7800GT
- Audio SoundBlaster X-Fi DA
- OS無し
- キーボードとマウス無し
追加デバイス
評価
- 筐体見た目が自分好みで良いです。
- ケース内部は値段相応。
- うるさい←7800GTだし...やはりファンレスのビデオにするべきだったか?←ZAVで大分解消
- フロントパネルの取り外し大変←ちょこっと改造で少し楽になりました。
- いろいろとホットボンドで固めてある。輸送中の外れ防止だとはおもうのですが、ちょっとやりすぎという気もする。せめてテープにするとか。
- マニュアル類はあてにならないかも。(Pen4用のマニュアルを添付する必要無いと思う)
で、買ってみるといろいろといじりたくなって、ついつい改造に走ってしまいました。
インストール
添付のマニュアルはあてにせず(あてに出来ないし...)、勢いでインストールしたら失敗したので、MBのマニュアル読んだり色々検索してからインストールをして成功。
MSI K8N シリーズ(nForce3,nForce4)のまとめサイトなんかも参考にしつつ、以下の方針でインストール。
- BIOSの更新はしない
- nVidiaのIDEドライバーは入れない
- nVidiaのFireWallは入れない
- CPUのドライバーを入れる
それにしても、CPUにデバイスドライバがいるというのは初体験。
インストール順序1「SP2をLAN経由で入れる」
- BIOSをいじる
IEEE1394をDisable:使わない
FDDをDisable:使わない
Cooln QuietをDisable
- XPを入れる
- nForce4のドライバを入れる(SP2をLAN経由で入れる為に必要)
※ただし、この時点ではUSBが1.1にしかならない。(SP1以上無いとUSBのドライバが入らない為)
- SP2を入れる(LAN経由)
Directx9.0Cが含まれる
- USBのドライバを、デバイスマネージャから再インストール。
- AMDのCPUドライバを入れる(SP2無いと入らない)
- ビデオドライバ(ForceWare)
- SoundBlasterのドライバを入れる
インストール順序2「SP2をCDで入れる」
- BIOSをいじる
IEEE1394をDisable:使わない
FDDをDisable:使わない
Cooln QuietをDisable
- XPを入れる
- SP2をCDで入れる
/nを指定すると、バックアップを作らない
Directx9.0Cが含まれる
- AMDのCPUドライバを入れる
- nForceのドライバを入れる
IDEとAudioのドライバは入れない
IDEのドライバはRAIDでないとやばいらしい
Audioは使用しないので当然入れない
- Cooln QuietをBIOSで有効にする
AMDのドライバ入っていないとまずいかも。
- Core Centerを入れる
- 電力管理を最小にする
- SoundBlasterのドライバを入れる
- BIOSでPower ManagementをS3に変更
キャリングハンドル追加
PCの移動や横に転がす時、結構持つところに困るので、天板にキャリングハンドルを追加しました。
これがまたかっこいい!!自画自賛ですが
天板はしっこぎりぎりの、板が二重になる部分を狙ってとりつけました。結構便利。
盗難防止の鍵を付ける部分削除
サイドパネルの後ろ端の辺りに、鍵を付ける用の穴あきパーツが付いているのですが、これが有るとサイドパネルが付けにくいので取っ払いました。
フロントファンとリアファン部分の板金切除
なんか空気流れそうに無いので切り取りました。それに伴い、Aero Streamの売りであるフィルターも外しちゃいました。
2006-01-16
ZAVを見てみたら、少しほこりが溜まってました。覚悟の上なので良いのですが、メンテナンスは重要ですね。
フロントパネルの取り付け部改造
フロントパネルの取り付けが非常に硬くてとり難いので、固定しているピンを半分にぶった切りました。
6個共全て半分にしちゃいます。すると快適に取り外し可能。
そういえば、昔某社のPCの取説に、「フロントパネルが外し難い場合は、思いっきりひっぱってください」みたいな事書いてあったな...とか思い出しました。
HDD搭載位置変更とHDD追加
購入直後
元の搭載位置は冷えなさそうなので、AINEXのHDC-501を使って5インチベイに移動しました。
5インチベイ2段にHDDが3台搭載できるのですが、流石に密着で3台は搭載したくないので、1台増設の2台で真ん中は空気流路にしました。
冷えそうな気はしますが、HDDの音が直接聞こえるようになったので、うるさくなりました(--;)
2005-01-16
HDDの振動音が気になったので、HDC-501の使用はやめました。
HDC-501が悪いというよりは、追加したHDDの振動がケース全体で増幅されている感じです。(側板押さえると音量減る)
元あった位置の、HDDフレームをとっぱらって、ちょっと小細工して置いておきました。
直接のシーク音は減りましたが、HDDの振動音(低いぐおぉーんという感じの音)が気になります。
どうしよう、やはりHDDを減らすのが一番か?
2006-02-15
現在外に転がしてあります。かなり静かなんですが、ちょっと怖いですね。
2006-07-07
床に転がしておいたのですが、このところの暑さでちょっと熱い。45℃くらいでしょうか。
熱対策として、ヒートシンクを追加し、筐体の中に戻しました。
HDDの下に消音スポンジをしいたところ、振動は気にならない程度になりました。
ヒートシンクはラムダゲルシートでHDDと接しています。
ヒートシンク,ラムダゲルシート共に千石電商で購入。
正面から覗いたところ。
HDDが傾いているのは、消音スポンジの上にHDDを置いてあるだけだから。
この状態で温度はこんな感じです。(現在深夜0:51ちょっと蒸し暑い程度)
CPU | 40℃ |
SYS | 46℃ |
GPU | 54℃ |
HDD(200G) | 37℃ |
HDD(300G) | 39℃ |
2007-02-14
HDD(500G)追加。AINEXのHDC-501を使って5インチベイに設置しました。今回は300Gの時の様なうねる振動がありませんでした。
これで晴れて1TBytes。
室温19℃強で、こんな感じ。
HDD(200G) | 28℃(+9) |
HDD(300G) | 31℃(+12) |
HDD(500G) | 32℃(+13) |
HDC-501自体はプラスチックぽいので、ケースへの放熱は期待できません。
CPUクーラー交換
岡谷エレクトロニクス CPU Radiator NCU-2005に交換しました。
ダクトを透明なエンビ板?ちょっと忘れましたが、そんなような物で作成しました。
クーラーがデカイのでパッシブダクトと、パッシブダクトのフィルターを外しました。
交換に伴う障害
ここで問題が発生。CPUクーラーがなくなると、MSIのユーティリティのCoreCenterというのがCPUFanが止まってるという事でFAN Alarm出っ放しになります。
とりあえず現状はCoreCenterを常駐させない事にしました。
CoreCenterのFan Speed AlarmのCPUを0に設定して、アラームが出ないようにしました。
だが、しかーし!まれに何故かアラームを出力するのでSettingsでSound WarningのEnableチェックを外しました。
20065-02-15
CPUFANのコネクタになにもつながないと大丈夫の様です。←つながないとまずいようです
背面FANの電源を、電源から直接とることにしました。
2006-07-07
結局背面FANの電源は、CPUFANからとっています。
Videoクーラー交換
やはり7800GTのクーラーはうるさいので、交換する事にしました。
ZAWARD ZAV02-NV5 Rev.3に交換しました。
こいつの性能は、こちら(4Gamer.net ― “ゲーマー向けGPUクーラー”,Zalman「GV1000」のレビューを掲載:)を参照するとよくわかります。
あまり冷えないけれども(--;)、筐体内の温度低下には効果がある様です。
ZAVのFANコネクタを、VideoのFANコネクタに繋ごうとしたのですが、何故かZAVのコネクタは4ピンが付いていました。うぅ〜む。
と思って、よーく見てみたら、ダクトの中に2ピンコネクタが入ってました。
正しく取り付け後
2006-01-08
FANコネクタですが、7800GTXは4ピンで、7800GTは2ピンになっているようです。
AKIBA PC Hotline! 2005-06-25 GeForce 7800GTX搭載ビデオカードが早くも登場、7万円弱
AKIBA PC Hotline! 2005-08-13 GeForce 7800 GTカードが一斉発売、計8製品が店頭に
交換した事によって、今までうるさかったのがVideo>NB>HDD>CaseFan>Powerかなーと思っていたのが、HDD(うなる様な低い音)>NB≒Power>CaseFan≒Videoという感じになった気がします。
温度に関しては、大体2℃程度下がったと思います。→思いたいというのが人情か。
元:室温14℃の時に、3DMark05終了後40℃→アイドル38℃
交換後:室温14℃弱の時に、3DMark05終了後38℃→アイドル36℃(2分後)
アイドル時は、室温+12℃くらいという感じかな?まぁ冬は温度気にする必要あまりないですけど。
3DMark06
2006-01-29
3DMark06 Basic Edition1.02を早速やってみました。
4Gamer.netの3DMark06紹介を見ても似たような値ですので、妥当なスコアかと思います。
ちなみに3DMark05は6700くらいだったような気がします。
NBクーラー交換したいな
NBクーラーはうるさいので、交換しようかと考えています。写真はZAVとNBの隙間です。
けっこう狭いですねぇ。
ケース交換
2007-08-28
ついにケース交換、AntecのP182にしました。
- 配線が楽。線がM/B裏面を通せるので、ケース内すっきり。
- 正面の蓋で電源ボタンとリセットボタンが隠れる。デザインすっきり。誤って押す事も無し。子供対策もOK。
- 静か(うなる様な振動が無い)
- 見た目カッコ良い
- ケース内部で手を切らない(切断面がちゃんと折ってある)。
弱点は重い事と、運ぶ時に手をかける所が無い事くらいです。
内部配線
P4電源ケーブルが短くて背面通せなかった...残念。
HDDは全て下のケージに入れました。
室温31℃でこんな感じ。
CPU | 43℃(+12) |
SYS | 46℃(+15) |
HDD(200G) | 39℃(+8) |
HDD(300G) | 42℃(+11) |
HDD(500G) | 44℃(+12) |
ファンは上と背面をL、HDD裏をMにしてあります。(Hは流石にうるさい)
HDD裏もLにしたいところですが、流石に温度が上がるのでMにしてあります。
2007-08-30
室温27℃でこんな感じ。
CPU | 42℃(+15) |
SYS | 43℃(+16) |
HDD(200G) | 34℃(+7) |
HDD(300G) | 38℃(+11) |
HDD(500G) | 40℃(+13) |
2007-12-21
室温18℃でこんな感じ。
CPU | 30℃(+12) |
SYS | 32℃(+14) |
HDD(200G) | 25℃(+7) |
HDD(300G) | 29℃(+11) |
HDD(500G) | 31℃(+13) |
リンク
- 三浦優子のIT業界通信 「これまでのショップブランドのイメージを壊したい! 〜ポストeMchines戦略を打ち出した九十九電機」という記事